USBメモリを使用するリスク
USBメモリは高速にファイルを持ち運びできる便利なツールで、近年は大容量なものでも安価に入手できるため、
個人利用のみならずビジネスの現場でも情報共有やファイル授受の手段として活用されています。
しかしUSBメモリは便利な一方で、セキュリティリスクの高さから利用を禁止している組織も少なくありません。
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01
マルウェア感染の
リスク - Windowsの自動実行機能を悪用するなどし、USBメモリをPCに接続するだけで感染するマルウェアが存在します。最近では、悪意のあるUSBメモリを郵送で送り付け、ギフト券が当選したなど巧妙な手口でPCに接続させ感染させるBadUSBという攻撃手法も登場しています。
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02
不正持ち出し・
情報漏えいのリスク -
内部の不正な情報持ち出しの手段として、最も多く利用されているのがUSBメモリです。
小型で大容量のデータを格納できるため、持ち出しに関するルールの整備やシステム的な制御を行っていない場合、大規模な漏えいに繋がるリスクがあります。
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03
紛失・盗難の
リスク - JNSAの「セキュリティインシデントに関する調査報告書」によれば、情報漏えいの約3割が「紛失・盗難」によって発生しています。USBメモリなどの可搬媒体は、その優れた携帯性と引き換えに、高い紛失・盗難リスクがあり、情報漏えいのリスクが付きまといます。
情報セキュリティインシデントに関する調査結果
- 75.6%が人に起因
- 約3割は紛失・盗難
「2018年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書【速報版】」JNSA セキュリティ被害調査ワーキンググループより
USBメモリ等の紛失・
盗難による
インシデント事例
- 2022年6月
- 地方自治体の委託事業者が、全市民46万人分の個人情報を保存したUSBメモリを一時紛失
- 2021年
- 大手通信社が東京オリンピックの聖火リレーに関する個人情報をはじめ、資料や取材メモなど含むUSBメモリを一時紛失
- 2021年
- 地方自治体の運営する公立病院にて個人情報を含むUSBメモリを一時紛失

独自ファイル無害化(CDR)
複数エンジンでの
エクスプローラーとブラウザ
3つ以上のセグメント間の
Active Directory連携で

ユーザー数
大容量ファイル転送
オンラインファイル共有
誤送信防止
PPAP対策に
オンライン表示/

USBメモリのリスクを