株式会社CYLLENGE(サイレンジ)

CYLLENGEブログ

2025.11.18

―気づかないうちに始まる標的型攻撃―

日々の業務メールや取引先とのやり取りの中で、私たちは知らぬ間に攻撃者の“狙い”にさらされています。近年、企業や自治体を狙った標的型攻撃はますます巧妙化し、従来のウイルス対策ソフトやフィルタリングだけでは防ぎきれないケースが増えています。
この記事では、気づかないうちに侵入が始まる標的型攻撃の実態と、その背後にある攻撃手法の変化、そして被害を防ぐために組織が取るべき最新の対策について解説します。

目次

  1. 気づかないうちに始まる「侵入」
  2. 標的型攻撃の巧妙なプロセス
  3. 被害が表面化するのは最後の瞬間
  4. 経営層が取るべき3つの対策
  5. まとめ

1. 気づかないうちに始まる「侵入」

最近のサイバー攻撃は、分かりやすい「ウイルス感染」ではありません。
標的型攻撃は、特定の企業を狙って静かに侵入し、長期間潜伏することが特徴です。
攻撃者は、取引先や社員になりすましたメールを送り、信頼関係の隙を突いて社内ネットワークに入り込みます。
企業がその存在に気づく頃には、すでに情報が抜き取られている――そんなケースが増えています。

2. 標的型攻撃の巧妙なプロセス

攻撃者はまず、SNSやホームページから社員の役職・担当業務などの情報を収集します。
次に、業務メールを装って不正な添付ファイルやリンクを送りつけ、開かせることで侵入。
その後は社内の端末を乗っ取り、少しずつ重要情報へアクセスを広げていきます。
一見すると通常業務と変わらない通信に見えるため、セキュリティシステムでも検知が難しいのです。

3. 被害が表面化するのは最後の瞬間

標的型攻撃の怖さは、「侵入」そのものではなく、「長期間の潜伏」にあります。
数か月、あるいは1年以上にわたって活動が続き、
重要な顧客データや設計図、見積情報などが少しずつ流出していきます。
被害が表面化するのは、外部への情報漏えいが確認された最後の瞬間です。
その時には、企業の信用・取引・ブランド価値が大きく損なわれています。

4. 経営層が取るべき3つの対策

標的型攻撃は、システム強化だけで防げるものではありません。
経営層が率先して以下の3つを推進することが重要です。

①社員教育と訓練の継続実施

実際の攻撃を模した訓練を行い、「疑う」「報告する」習慣を根づかせる。

②早期発見体制の構築

侵入を前提とした監視・検知の仕組みを整える。

③インシデント対応の明確化

万一の際に迅速に行動できるマニュアルと責任体制を明確にする。

5. まとめ

標的型攻撃は、どの企業にも起こり得る経営リスクです。
防御の第一歩は、攻撃を「見えない脅威」として意識し、
社員一人ひとりの判断力を高めることから始まります。

株式会社CYLLENGEの CYAS(サイアス) は、
標的型攻撃メール訓練とセキュリティ教育を一体化したサービスです。
実践的な訓練を通じて、社員が「怪しいメールに気づき、行動できる」組織づくりを支援します。
静かな侵入を防ぐ“企業防御力”の強化に、ぜひお役立てください。

 

一覧へ戻る