CYLLENGEブログ
2025.12.17
―クラウドストレージ×AI「Smooth File AI」のご紹介―

日本国内のクラウドサービス市場の傾向と生成AIの進化、弊社のSmooth File AIを紹介致します。
目次
1. 日本国内のクラウドサービス市場の傾向
日本国内の企業におけるクラウドサービスの利用状況(IaaS,PaaS,SaaSなどすべてを含む)は下記のように年々増加しています。
(※出典: 総務省「通信利用動向調査」令和6年調査(令和07.05.30公表))
■クラウドサービスを利用している企業の割合
・2022年: 72.2%
・2023年77.5%
・2024年80.6%
■クラウドサービス利用の用途
・1位:ファイル保管・データ共有
・2位:社内情報共有・ポータル
・3位:電子メール
■クラウドサービスを利用する理由
・1位:場所、機器を選ばずに利用できるから
・2位:資産、保守体制を社内に持つ必要がないから
・3位:安定運用、可用性が高くなるから
そして、クラウドサービス利用の効果を感じた割合が88.2%と高い数値を示しています。実際に社内でサーバー(ファイルサーバー、メールサーバーなど)を管理するよりもクラウドサービス提供者に管理してもらい、必要な機能のみを利用するというクラウド製品へ移行する動きが強くなっていると感じています。
また、クラウド形態の製品を開発するために他社からクラウド基盤を利用するクラウド依存によるソフトウェア開発も増加していると見ています。
2. 生成AIの進化
特にクラウドサービスとしてファイル共有サービスやメールサービスなどに続いて台頭しているのがChatGPT(OpenAI社)、Gemini(Google社)、Copilot(Microsoft社)などの生成AIサービスです。
最近、Google社よりgemini3.0がリリースされたことでプログラミング未経験者でも容易にアプリ開発が作成できるようになったと話題になりました。
このような生成AIを企業で導入することで主に「社内ドキュメントの電子化と情報検索を効率化」、「AIチャットボットで社内問い合わせを自動化」など業務効率化が実現できます。しかし、その反面としてパブリックAIに社内ドキュメントを学習させることで情報漏洩リスクが発生します。
実際、生成AI活用による情報漏洩のインシデントの事例があります。
この業務効率化実現と情報漏洩リスクを最小限にした弊社製品としてSmooth File AIを事項で紹介します。
3. Smooth File AIについて
Smooth File AIはクラウド形態の組織専用AIチャットボットです。
利用用途としては文書ファイルの抽出が実現可能です。例えば、数十ページに及ぶ社内規定マニュアルや複数のプロジェクト資料などをフォルダに格納することで、AIが瞬時にファイルを検索・ファイルの内容を抽出した結果を出力することで欲しい情報を探す手間が大幅に削減されることで業務効率化に繋がります。
Smooth Fileのプロジェクト機能のように、プロジェクトの参加メンバーを指定することで該当資料へのアクセスを制限できます。パブリックAIと異なり他社学習と分離されたセキュアな環境であるため、情報漏洩リスクを最小限にしています。
4. まとめ
生成AIの導入によって業務の迅速化が求められるようになり、その影響が周囲にも波及して、結果的に社会全体として求められる業務量が増えているのではと考えています。この負荷を下げる業務効率化という観点で導入が容易であるクラウド形態のSmooth File AIにご興味を持って頂けましたら、下記ホームページよりSmooth File AIの利用イメージがご参考になれば幸いです。
Smooth File AI | 情報を探す時間をAIで大幅削減
【参考文献】
総務省「通信利用動向調査」
ぜひ以下の資料をダウンロードして、詳細な機能をご確認ください。

